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味覚聴覚

よく、あのホールは音が悪い。とか聞きますよね?私もたまに言います。





でも、いわゆるクラシック音楽が誕生時、どんな場所で演奏されてたかを考えると、そんな些細なことに気を取られて演奏を100%享受できないのはとても残念なのでは?と思います。

明らかにコンサート向きじゃないホールだってあります。最適残響時間って言うんでしょうか?あれだって設計者とかによって好みがあるだろうし。

私はそんな細かいとこまで分かったり、気にしたりできるほどの聴覚は持ち合わせていないので、比較的不満を持たずに済みます。

国際フォーラムでPAを使ったって、それはそれであんな広い会場で皆に同じように聞かせるには、しかたないんでしょう。いまだCDを嫌う人には耐え難いかもしれないけど。

ただ、それが演奏家にとってはどうなのか?
ある演奏家が、「あのホールはドライでなんちゃら~」とか言ってまして、私も、「あぁ、あのホールではあまり良く聞こえなかったよ」と言いましたら、顔キャラ芸人らしく
「No~~n(ノ´Д`)ノ」って感じでした。

確かに素敵な音楽をより良い音、より良い演奏で聞けば満足度は高まるわけで、プロとしてはそう願うのは当然か。ホールの悪さで悪くない演奏にまでケチつけられても困るしね。


上手い下手も私にはちょっと理解できないときがあります。結局は好みの問題と言うか。明らかに上手い下手っていうのじゃなくて、ある程度の域に達しちゃうと、ちょっとなぞ。
確かに凄く上手。すごく心に響く。みたいな演奏ってあります。でもそれって自分のコンディションによるところもあるし、ここはタメにタメて欲しいとか、さらっとやって欲しいとかって好みもある。
好みと言ったって、膨大なCDの中から自分なりに選りすぐった、同じ楽曲でせいぜい2~3種類だけを聞いているわけだから、癖なんかも吸収しちゃってたりしてますので、ちょっと違うと新鮮だったり嫌だったり。
いわゆるポピュラーミュージックのように同じ音源を全世界でシェアしている感覚とは全然違うんだよね。そういえば、ロックとかのライブだと多少下手だったり、音が悪くても、最終的に楽しめれば良しとなるし、それがライブの良いところ的な扱いをされるケースもあるわけで。まぁどこにでもギャースカ言う人はいますけど。

私は演奏家ではないので、スコアなんか見ても分からないから、作曲者の意図なんて分からないし、知識も経験も豊富ではないので、おこがましく演奏家を技術的に褒めるなんてことはできず、楽しかったねとか、やっぱりあの曲良いね。と、結局は元の曲が良いとか、コンサートの雰囲気が良かったとかってあたりに留まること、しばしば。


オチは特にないのですが、なんでこんなコトだらだら考えてたかと言うと。
昨日めざましテレビの特番で、子供の似顔絵をお父さんに当てさせる、とかイタリア男にマンマの味を当てさせるっていうのをやっていまして、これがなかなか、心温まるようでチョピッとほろ苦く。
マンマの味では結局、一人、料理人の人だけ当てられなかったのだけど、そのときの息子の呆然とした顔とお母さんのちょっとさびしげで、でもいいのよ的な表情がほんと、なんていうか、切なくて・・・
結局、イタリアの水と日本の水の違いが、鋭敏な舌を持つ料理人の彼には不利に働いたってフォローだったけど、それを信じれば、感覚を研ぎ澄ましすぎるのも時としてつらいなぁと。
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by matsum | 2005-05-11 10:24 | music
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