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Cabaret

キャバレー @ 青山劇場

  作 Joe Masteroff
  曲 John Kander
  詞 Fred Ebb
  翻訳 目黒条
  日本語台本・演出 松尾スズキ
  出演 松雪泰子 阿部サダヲ 森山未來 小松和重 村杉蝉之介 平岩紙 / 秋山菜津子 他


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うーーん。正直、特に松尾スズキ演出だからどーのってのは余り感じなかったな。
っていうか、良く知らないが>スズキ。
だったらそのマンマやっちゃえば良かったのに。って思った。
色々制約があるからしょうがないにしても。

やっぱり日本語の歌詞の乗らなさっぷりに、のっけから失笑。つか爆笑。
でも日本語に変えただけのことはある!って個所も随所に。
松雪泰子の安っぽさと下手さはソレが演出であり、演技であるならば満点だね。
キャバレーだもんね。
ついついサリーには歌唱力を期待しちゃうけど、それってそもそも間違ってる気がするし。
誰がダメってことは特になくって、日本風な?アレンジもすごくしっくりいってたし、
芸達者って感じで面白かった。でも、やっぱりなんかなーって感じ。

サダヲはMCとしてはお笑い一辺倒を貫いたように見え、客いじりは面白かったけど、
怪しく妖しいMC好きな私としては物足りなさが・・・(っていうかなんであの鬘だったの?)
キットカットガールズやキャバレーの雰囲気も、なんか中途半端で、下品だけど健全で、
人生はキャバレー
って歌うサリーにしても彼らにしても、説得力にちょっと欠ける気がした。
「人生はキャバレー」というのは彼らには諦めなのかもしれないわね。
でもそれじゃつまんないのよね。
人生はキャバレー、そうじゃん。とか歌っちゃうような軽いノリだとさ。
そこにしがみ付かなきゃならない、なんつーか気迫みたいなのがさー
まぁつまりそういう解釈ではないのだよね、これは。

Maybe this timeだけは何故か原曲のままだったのだけど、
原曲にする意味のないほどに歌詞が聞こえて来ない。。。日本語の歌詞もセリフも聞こえてこないけど・・・

まぁでも面白かったよ!

そんなわけで微妙に消化不良なので、アラン・カミングのキャバレー聞きながら出社です。
by matsum | 2007-10-08 20:34 | music
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